子供 おでこ たんこぶ。 頭を打った!どんなときに病院を受診する?|小児科オンラインジャーナル|小児科オンライン|イオンの子育て応援 KIDS REPUBLIC キッズリパブリック

おでこを強打してもたんこぶができないことがあります

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とっても身近な「たんこぶ」ですが、正しい対処法についてはあまり知られていない気がします。 そこで今回は、そんなたんこぶと正しい対処法についてご紹介していきます。 どうしてたんこぶができるの?たんこぶの仕組み たんこぶって一体どうしてできるのでしょうか。 みなさんはたんこぶを作りやすい、たんこぶのゴールデンエイジというものが存在するのをご存じですか。 ここではそんなたんこぶの不思議について説明します。 たんこぶにも種類がある! たんこぶとは頭部を強く打った時にできるみなさんご存じのあのこぶですが、たんこぶには種類が二種類あることをみなさんはご存じでしょうか。 一つは硬いこぶ、皮下血腫と呼びます。 もう一つはぶよぶよしているたんこぶ。 これは少し覚えるのが難しいのですが帽状腱膜下血腫と呼びます。 この二つのたんこぶがどう違うのか説明していきますね。 *皮下血腫 これはいわゆる普通のたんこぶです。 たまに皮膚の下にある皮下組織の毛細血管がやぶれて出血し、ぽつぽつと赤や紫色の斑点ができることがありますがあまり心配はいりません。 皮下組織に血液が溜まっている為、硬いこぶができる。 これが皮下血腫という種類のたんこぶです。 *帽状腱膜下血腫 これは頭蓋骨を覆っている膜と頭蓋骨の間に出血し、血がとどまっている状態を指します。 小さい血管がたくさんあるので血が固まることなくどんどん溜まっていき、巨大なぶよぶよのたんこぶが出来上がることも珍しくありません。 ぶよぶよのたんこぶができれば、それは帽状腱膜下血腫という種類のたんこぶです。 ゴールデンエイジと呼ばれるたんこぶを作りやすい年齢がある! 独立行政法人国民生活センターが1997年に発表した0歳から19歳までの頭部外傷に関する統計を見ると、5歳ごとの年齢別の調査ではなんと0歳~4歳が全体の半数以上の58. 4%を占め一番頭部外傷が多い年齢層だとわかりました。 さらに、その中で17. 1%がなんとまだ幼い1歳児という結果がでているのです。 また、事故がおきる場所としては、たんこぶゴールデンエイジの1歳を含む生後6か月~4歳までのこどもを見てみると階段が一番事故が多い場所だそうです。 1歳くらいのこどもといえば、早い子でちょうど一人歩きを始める時期ですよね。 一人歩きを始める時期のこどもは本当にびっくりするくらいよく転びます。 まだ歩きだしていない赤ちゃんであっても油断はできません。 1歳となれば目を離した隙にハイハイで階段やベランダなどにのぼっていてママをびっくりさせることも珍しくありません。 まだ小さい0歳から4歳のこどもを抱えるママ、特に1歳児のこどもがいるというママはかわいい我が子に頭部外傷が起きないように注意する必要があると言えそうです。 たんこぶを作りやすいのはやっぱり男の子? たんこぶなどの頭部外傷を受けやすいのはやはりなんといっても男の子です。 ただ、この差がはっきりと出てくるのは生後5カ月後。 そこから15歳になるまでにこの男女差はどんどん広がっていき5歳から9歳の間にかけては男の子の頭部外傷率は女の子のなんと2倍に。 10歳から14歳まではさらに2. 3倍にまで広がっていきますから男の子がどれだけわんぱくかがよくわかりますよね。 男の子をもつママ!たんこぶには特に要注意です。 出来てしまったたんこぶには〇〇が効く説は本当? よく、「ハチに刺されたらおしっこをかけたら直る!」といったような迷信がありますが、「たんこぶの説」なんていうのも聞いたことはないでしょうか? たんこぶの説を見てみましょう。 たんこぶには砂糖水が効くって本当? たんこぶが砂糖水に効くというにわかに信じがたいこの話。 まさか!と笑っている方もいらっしゃるかと思います。 おそらく出血をしたということは頭に血が溜まっていないということで血が出たほうが安心だと言われているのでしょうが、表面のみならず頭部の深いところで同時に出血が起きていたらどうでしょう?とても危険ですよね。 お医者さんによってもこのたんこぶについての見解は様々です。 中には打撲の度合いと病状はあまり関係なく、固いものに頭をぶつけた場合でも大丈夫なことが多く、逆に柔らかい場所で転んだだけで脳内出血を起こす場合もあるので注意深く見るようにというお医者さんもいます。 しかし、ほとんどのお医者さんが打撲の程度と病状は関係しているという見解をされています。 つまり、強く衝撃を受ければ受けるほど、脳内になにかしらの病変を抱えやすいという見方です。 頭部を打撲した後、こどもがどのような症状を見せた場合に脳内出血を起こしていたかについて論文からの統計を比較した調査によると、• 脳内出血の危険率は吐いた場合:1. 03倍• 意識がなくなる・ボーっとしてすぐに泣かなかった場合:2. 帽状腱膜下血腫ができた・慌てるほどの出血があった場合:4. 6倍 このような確率だったという結果がでています。 このことからもわかるように、「たんこぶや出血があった場合は安心。 」という説は完全な間違いであるどころかとても危険な説だということがよくわかりますよね。 頭を打った後に出血があったり、ぶよぶよたんこぶができた時こそすぐにこどもを脳外科に連れていくべきです。 きちんと知ろう!正しいたんこぶの処置と病院に行くべき目安 では、どうすれば正しいたんこぶの処置と言えるのか、そしてこどもがたんこぶを作った時に病院に行くべき目安はなんなのでしょうか。 まずは、たんこぶの正しい処置法としては• 傷についた砂や泥を流水できれいに洗い流す。 出血がある場合はすぐに脳外科を受診してください。 傷もなく、たんこぶだけであれば30分ほど冷やすようにしましょう。 冷やしているにも関わらず徐々に腫れがひどくなったり、ぶよぶよとしたたんこぶが出来てきた場合には脳外科を受診しましょう• 手足のまひ、泣かないでうとうとするなどの意識障害、吐き気や嘔吐、頭痛、けいれんなどが見られない場合は念のためにお風呂は避け、24時間様子を見ましょう。 吐き気や嘔吐、頭痛、手足のまひ、意識障害などが見られれば、すぐに脳外科を受診してください。 けいれんが見られた場合はすぐに救急車を呼ぶようにしましょう。 と推奨されています。 頭を打った後にぶよぶよのたんこぶが出来たり、出血が見られたりした場合、そして嘔吐や頭痛、意識障害など上記の中でなにかしらの症状が見られた場合はすみやかに脳外科を受診させましょう。 くれぐれも「ただのたんこぶだから・・・」と軽く考えることは危険ですのでやめるようにしましょう。 たんこぶをつくらせない為にできること 一番頭にけがをしやすい0歳~4歳児。 赤ちゃんを床よりも高い位置に寝かせる場合は、必ず柵やガードをするなどして転倒を防ぐということが大切になります。 6カ月~1歳頃まで この時期の赤ちゃんはハイハイしたり、つかまり立ちをはじめたりと行動範囲が広がります。 家の中の段差にはとにかく気を付けましょう。 つまずいて転んだり、這い上がって落ちたりとどこでどう転倒するか予測がつかず、ママがちょっと目を離した隙に・・・ということも考えられます。 階段などの段差の前には柵をして入れないようにする• 家具にガードをつけて角をなくす• 床にあまり物を置かない• ベビーカーに乗せる場合は必ずベルトをする これらの工夫が必要です。 1歳~4歳まで この時期のこどもはとにかく活動範囲とできることがぐっと広がりますよね。 階段の上り下りなどはなるべく手をつないだり、下から見守るようにしましょう。 また、この時期のこどもは高いところから飛び降りたりしたがる時期でもあります。

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おでこを強打してもたんこぶができないことがあります

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たんこぶの冷やし方 たんこぶができた時にすべき最初の処置ですね。 「冷やす」 でも、ちょっと注意してあげてほしいのが 急激に冷やさないこと。 氷で冷やすなどすると、ちょっと冷やし過ぎです。 急に冷やしすぎると逆に熱を持たせてしまい余計に痛くなってしまうので、まずは 常温の水でしぼったタオルなどをたんこぶにあてて「熱をとってあげる」イメージです。 ある程度おちついてきたらもう少し冷たい水でタオルをしぼって冷やしてあげると冷たさが心地よくていいと思います。 冷たさの目安は「冷えピタ」くらいがいいでしょう。 たんこぶがぷよぷよしてるのは何? たんこぶをさわった時になんだか「ぷよぷよ」とした感触があると思いますが、それは皮下血腫といって、いわゆる 「青タン」と呼ばれるものです。 皮膚の下で出た血がたまっている状態なのでさわるとぷよぷよします。 おでこ、目の上のたんこぶの場合、それが数日たつと重力で下に降りてきてまぶたにたまり、わたしが子供の頃になったように「おいわさん状態」になります。 そうなるとしばらくは見た目もアレですし、まぶたが重くて目が開けにくくなったりしますが、自然に元通りになってきます。 わたしの時は眼帯をしてしばらく過ごしました。 そんな場合は むりに引っ張ったりしないほうがいいです。 かさぶたまで引っ張ってまた出血・・・となってしまいますから。 どうしても取りたければ出血覚悟で水でふやかしたりしながら取ってあげてもいいですが、自然に取れていくものなので、気長に見てあげたほうが子供も余計な痛みを感じなくていいんじゃないでしょうか。 子供のたんこぶの処置についてはこんなところでしょうか。 最後にまとめておきますね。 はじめは常温の水でしぼったタオルで冷やす• ある程度落ち着いたらもう少し冷やしてあげる (目安は「冷えぴた」くらい)• ぷよぷよするのは「皮下血腫」、時間とともに治る• まぶたにたまって怖いようなら眼帯を• かさぶたに絡まった髪の毛は無理にひっぱらない 子供のたんこぶ、おでこや頭だと心配なものですが、 ある程度冷やしてあげたあとは「日にち薬」しかありません。

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子供が頭を打った(頭部打撲)時に気をつけること

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こんにちは! 東京ベイの救急外来部門医師の石上です。 東京ベイ救急外来は24時間365日受診が可能なので、たくさんの方がいらっしゃいます。 我々救急外来のスタッフは、来院された方が受診してよかったなと思える治療を提供できるように努力しています。 今年度、当院ホームページを通じて救急外来でよくみる病気や、皆さんが旅先で体調を崩した場合にどうすれば良いかなどについてお話したいと思います。 世間のお休みに伴って開業医の先生がお休みになり、病院の外来も閉まりがちになります。 特にディズニーランドがある浦安は旅行者がたくさんくるため連休でも人口が減りません。 今回は小児の頭部打撲〜頭をぶつけた時どうすれば良いか〜。 大事な赤ちゃん・子供が頭をぶつけたらどのようなときに受診すれば良いのでしょう。 具体的な状況を挙げてみます。 「遊んでいるときにテーブルの角で頭をぶつけてしまった」 「遊んでいて目を離した隙にベッドから落ちてしまった」 「ゴンという音がして見に行ったら泣いていて頭にたんこぶができていた」 小児は相対的に頭が大きく重いので、頭部外傷が成人と比べて多くなります。 そのため頭の怪我で受診する赤ちゃん・子供はたくさんいらっしゃいます。 赤ちゃん・子供が頭をぶつけたら〜まずは意識確認〜 まず最初にしていただきたいことは 意識の確認です。 頭をぶつけたら赤ちゃん・子供はすぐに泣くことがほとんどです。 呼びかけたりあやしたりしていつも通りの反応か確認します。 全く泣かない場合やぼっーとしている場合は危険な状況かもしれませんのですぐに受診してください。 赤ちゃん・子供が頭をぶつけたら〜次にぶつけ方と症状をチェック〜 お母さんやお父さんが一番心配なのは頭の中が、すなわち脳が大丈夫かどうかですがポイントは 頭のぶつけ方と子供の症状の2つです。 頭をぶつけた時に、どの様な場合が医学的に危険かを示した研究があります。 アメリカで行われた子供専門の救急の先生たちの研究です。 42000人の頭をぶつけた子供達の研究でPECARNルールと言われています。 そこで当院でも以下に当てはまる項目があるかを確認しています。 ・90cm 以上の高さから落下した 2歳未満 ・150cm以上の高さから落下した 2歳以上 ・おでこ以外のたんこぶ 2歳未満 ・繰り返し吐いた 3回以上 ・けいれんした ・意識を失った 5秒以上 ・眠りがちでいつもと比べて様子がおかしい ・なんとなく意識がおかしく元気がない、遊ばない ・同じ質問を繰り返す ・会話の反応が鈍い ・意識がいつもと違う ・パンダのように目の周りが紫色になっている ・鼻や耳から血が出ている 以上のポイントから頭の中で危険なことが起きているかをある程度予測できると言われておりますのでご自宅でもぜひチェックしていただきたいと思います。 当てはまるようなら遠慮なく受診してください。 赤ちゃん・子供が頭をぶつけたら〜精密検査をどうするか?〜 頭をぶつけた時は頭の中の検査を受けたほうがいいんですか?と迷うことが多いと思います。 頭の中に血が出ているかどうかや頭の骨が折れているかどうか判断するのはCT検査が最も正確です。 CTはレントゲン検査の一つですので放射線を用いて検査します。 そのため被爆の影響を無視できない検査となっています。 頭のCT検査は胸のレントゲン検査に換算すると100-200枚程度になります。 そのため、誰にでもというわけでなく、検査は賢く選択して受けた方が良いという運動が展開されています。 Choosing wisely campaign 検査を行うかどうかは、上記に示したような、頭をぶつけた方や症状から総合的に判断していくことになります。 危険性が高い場合には検査をお勧めすることになるでしょうし、エネルギーが低い場合や症状が軽い場合には、検査をするか医師と家族で相談することになります。 逆に頭をぶつけてすでに4-6時間程度経っていて症状がなければ医学的にはあまり心配なく、自宅で家族に経過を見ていただくことも多いです。 いかがでしたでしょうか。 これからも東京ベイの救急外来では地域のみなさまの健康を守るために役に立つ情報を発信して参ります。 今後ともよろしくお願いします。 「どこにいけば? 日本でも成育医療センターの先生を中心にこのPECARNルールを検証しており、2200人頭をぶつけた日本の子供を集めた結果、日本でも適応できるのではないかという研究もあります。 またテーブルの角などやや鋭いところでぶつけた場合に頭の中が重症かどうかという研究は現時点では見つけられませんでした。 一部のがんは子供のときに放射線を受けると受けてない人に比べるとなりやすいものがあることがわかっています。 参考文献 2014. London: National Clinical Guideline Centre Lancet. 2001 May 5;357 9266 :1391-6. Lancet. 2009;374 9696 :1160-1170 Lancet. 2017 Jun 17;389 10087 :2393-2402. doi: 10. 2017 Mar;24 3 :308-314. doi: 10. 13129. Lancet. pecarn.

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